ポスターは印刷できたのに、近くで見ると眠く、四角く、ぼやけている。画面では問題なく見えていたのに。
なぜ起きるのか
タイル印刷は、一枚の画像をたくさんの紙の上に引き伸ばします。スマートフォンの画面上で15 cmのときに鮮明だった写真は、一メートル幅になってもピクセルの数は同じです — 一つひとつがずっと大きくなるだけです。ある点を越えると、そのピクセルが見えてきます。
**そもそも記録されていない細部は、後工程の何をもってしても足せません。**書き出し解像度でも、用紙サイズでも、プリンターでもです。これがこのページでいちばん大事なことであり、以下の対処がこの順に並んでいる理由でもあります。
対処1 — より良い元ファイルから始める
設定に触れる前に、まずこれを確認してください。
- **元のファイルを使ってください。**チャットアプリ、SNS、メールを経由した画像は再圧縮され、縮小されています。しかもたいていは大幅にです。カメラ、ダウンロード元、または制作者から元のファイルを手に入れてください。
- **図版がベクターなら、ベクターを使ってください。**ロゴ、図、パターン、文字のSVGやPDFは解像度に依存しません — 三メートル先で見ても三センチメートルで見ても同じだけ鮮明で、しかも余計なコストがかかりません。画像・PDF・SVGを追加するを参照してください。
- おおまかな目安: 二メートルほど離れて見るポスターなら、印刷一インチあたりおよそ100ピクセルを目指してください。近くで読むものなら200から300です。幅1メートルのポスターなら、低いほうの数値で約4,000ピクセルが必要になります。
- アプリ自身のしきい値: 印刷一インチあたり160ピクセル以上を完全に鮮明とみなし、およそ80を下回ると警告します。
配置した画像が印刷しようとしているサイズに対して小さすぎる場合、Docusliceがそれを知らせます。
低解像度画像 — この画像は印刷時にぼやけて見える可能性があります。印刷品質を向上させるために強化してください。
この警告はポスターが分割される用紙の総面積を基準にしているので、実際にどれだけ大きく印刷するかが反映されます。読み込んだPDFのページがこの警告を出すことはありません — ベクターであり、どんなサイズでもすでに鮮明だからです。
対処2 — 書き出し解像度を上げる
元データが良くても、書き出しが足を引っ張ることはあります。標準は160 DPIで、高は300、最大は600。どちらも有料プランです。
近くで読むものには高を、線画と細かい文字には最大を使ってください。書き出し解像度を参照してください。
これが効くのは、元データが細部を供給できる場合だけです。小さな画像のDPIを上げても、同じ眠い絵の大きなファイルができるだけです。
対処3 — ベクターPDFで書き出す
ポスターの大半がテキスト、SVGの図版、読み込んだPDFのページであれば、ベクターPDFの書き出しがその内容について解像度の問題を丸ごと取り除きます。ベクターの命令として出力され、プリンターが自分の解像度で描画します。どんなサイズでも輪郭は完全に鮮明なままです。Pro機能です。
眠く見えるのがテキストだけ、という場合は、まさにベクターエクスポートが解決する場面です。
対処4 — AIによる強化
手元にあるのがその元データだけで、それが小さすぎる場合、AIアップスケーラーがありそうな細部をあなたの端末上で再構成します — 何もアップロードされません。印刷する版には**Max(高画質)**を使ってください。
これは復元ではなく再構成です。印刷する前に結果を見てください。肌が過度になめらかになっていたり、小さな文字が崩れていたりしたら、元に戻して眠い印刷を受け入れるか、より良いファイルを探してください。
対処5 — 印刷設定を確認する
プリンター側の原因のうち、解像度の問題に見えるものが二つあります。
- ドラフトモードやエコモードはインクと同時に細部も半減させます。印刷品質を標準か最高に設定してください。
- 100%以外の倍率は用紙ごとに再サンプリングを行います。100% / 実際のサイズに設定してください — 重要な印刷設定を参照してください。
順に決めていく
- そのファイルのより大きい版はありますか。あるならそれを使ってください。
- 図版はベクターですか。SVGかPDFとして読み込み、ベクターPDFで書き出してください。
- 書き出しは標準のままですか。高か最大に上げてください。
- それでもピクセルが足りませんか。AIで強化してください。
- 画面では鮮明なのに紙の上ではまだ眠いですか。プリンターの品質設定か倍率のせいです。